2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

シリアスですよ?

~side 口火~ 覗いてたやつらをパッと見た感じ、そんなに強そうには見えない。ただのガキって感じだ。てっきり神の戯れのような感じで僕たちの世界をのぞいているんだと思っていたからね。 「君たちは何なんだい?見た感じ特別な力を持っているってわけじゃ…

クロワッサン教の集結から数分。男はクロワッサン教本部を後にし、逃げていた。 「冗談じゃねぇ!いくらこんな状況だろうとわけもわからず殺されてたまるか!」 男の名は有明 若月(ありあけ わかつき)。彼はクロワッサン教信徒でありクロワッサン教の生き残…

親野はちみつ

「ふぅ!これで4体目!」 私はフランスパンの化け物を切り捨て独り言ちた。 これも朝飯戦争の余波なのだろうか、さっきからフランスパンの化け物が暴れているのをよく目にする。 そのせいで道はがれきだらけだし逃げ惑う人やフランスパンの化け物と戦う異能…

今回「食パン教死す」

食パン教本部 信徒A「教祖様!!、あれはいったい...!」 四翼「あれはもしや...。聞け!!信徒諸君!今!!我々は救いを得た!!絶食神パン・ド・ミー様が!パン・ド・ミー様が顕現なさった!!!我々はフランスパンなどには負けぬ!今、立ち上がるときだ!…

フランスパン迎撃準備

クロワッサン教本部跡地 「もはやクロワッサン教もここまでか...」 「黒輪様、生き残った全ての教徒43名招集いたしました。」 「すまないな」 そう言うと男は古びた紙を取り出し、謎の呪文を読み上げた。 「ירח סהר מגיע」 周りに居たクロワッサン教徒たちが…

接続、そして幕開け

食パン教---ほぼ壊滅 クロワッサン教---壊滅 ロールパン教---示談中 … … パン関係の奴らは大体カタが付きそうだ。 食パン教は第一支部の崩壊をきっかけにあれよあれよと崩れていきもはや虫の息。クロワッサン教は数年前から潜り込ませていたスパイが……… ////…

侵略

‐‐‐‐世界がフランスパンに包まれた直後、食パン教支部---- 「なんだ!なにが起きた!」 突如、支部を轟音と衝撃が襲う。部屋のドアが開き信徒が取り乱した様子で入ってくる。 「報告です!突如上空に謎の亀裂が!さらに、その中からフランスパンのような怪物…

救済

僕は口火切華(くちひきりか)、バナナノミコンの写本の断片を盗み 世界をフランスパンに染め上げた本人だ。 あの日、バナナノミコンを盗むためにはちみつ使いをゴリラ男にけしかけ、 その隙にあのゴリラ男が肌身離さず持っているバナナノミコンを奪い 僕は…

とあるフランスパンに包まれた世界のお話

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 「おいお前さすがにそれはやりすぎじゃないか?」 「仕方ないじゃないかダイスでこう出ちゃったんだから。」 「おいおいおいおいお前も人のこと言え…

3食フランスパン派

「お前は...ぐっ...」 そう言う頃には真皮の4本の腕は切断されていた。 「ついに僕の願いが叶うときがきた。君にはその瞬間を是非見てもらいたくてね。」 「このバナナノミコンの写本の断片があれば、あらゆるパンの派閥を統一することができる...」 「さら…

真皮

雑魚の片付けは終わった。 「さてと…」 俺は防弾スーツを着なおし奥へと進む。 この能力は”リスクを負う”という特性のためいちいち装備を付けなおさないといけないのが結構めんどくさい。かっこよく脱ぎ捨てたんだからそのままで行かせろよって昔は何度も思…

突入

「久しぶりだなぁ、エリー」 そこには、いかにも不健康そうな白衣を着た男が立っていた。 「っ…!まさか、…お父…様…!?」 「お前とあいつが研究所から脱走してから約7年…。お前を探しながらお前を創り続けた。」 父親はそういうと目の前の肉塊を触りだした。…

真祖

深い、深い海の底。光の届かない暗闇で私は浮遊感に包まれていた。 ああ、これは夢だ。と自覚する。 いつもの夢。ただ意識だけがあり私を拘束する重たいモノ。 だんだんと意識がはっきりしていく。 そうだ、クロワッサン過激派の男たちに先生が襲われて.....…

帰路

「チッチッチッチッチッチッ、この女まだ目覚めねぇのか、もう学校が見えてきたぞ。」 「まぁまぁ西ちゃん落ち着いて7時間もそうカッカしてたら禿げちゃうよ。」 「ウホォ....。(そうだよ、確かに襲ってきたけど八光のせいじゃないって先生も言ってるんだからもう許して…

実は、昼もバナナ派

そこにあった名状しがたき日誌のようなものたちは、焼きバナナやチョコバナナなど冒涜的なバナナ料理について書かれた手書きのレシピノートと、200年以上前に存在した、コーンフレーク派とバナナ派双方に甚大な被害を与えたとされる「גוֹרִילָה」と呼ばれて…

幕間---在りし日の剛理羅

自分が朝バナナ派であることを恥じたことは生まれてから一度もない。 俺の家系は由緒あるバナナ派の一族だ。俺がまだ小さいころにお爺様から聞いたことがある。 「今は食パン、クロワッサン、フランスパン、ご飯といった、いろいろな種類の朝食を至高とした…

アンチ朝バナナ

「うわぁぁあっ!!!」 私のはちみつ刀が西に突き刺さろうとしたとき間に西恋ヶ窪が飛び出す。 「うぐぅっ!!」 はちみつ刀が西恋ヶ窪の腹に突き刺さる。 「何…してるんだ…親野…!」 息も絶え絶えに西恋ヶ窪が言う。 「どけよ!私はその〇〇〇(不適切な表…

ばなな

私たちはヘリコプターで学校に帰るまでの間、ふるふるをしていた。ふるふるというのは「雨降る夜に拳震わせ」という最近はやりの対戦型スマホゲームだ。単純ながら奥が深いゲーム性と食パンやクロワッサン、フランスパン、さらにはお米まで登場することから…

それぞれの動向

~Side 親野八~ 「諸君らはヘリコプターを待つこと。測定についてはまた後日連絡する。私は行ってくる。」 そういうと真皮先生は走っていった。 「先生もああ言っているんだ。俺らはここで待機だな。」 「なんかすごい焦ってたけどどうしたのかなぁ。」 「…

実は、朝はバナナ派

「ウホッ(俺は西 剛理羅。異能は森の賢者、他の異能を持った者に俺のことをニシゴリラであると誤認させる能力だ。見た目だけじゃなくて声や触り心地までニシゴリラそのままらしい。写真は、能力に影響されたりされなかったり...よくわからん異能だ。俺は影響…

なんか増えた

~Side 天狗寺~ 争いごとや血を見るのは今でもあまり好きではない。天狗寺家の人間である以上争いごとの中心にいるのは避けられないのだが、それでも苦手なものは苦手だ。 だって 「二舞先生!!!くそっ!!!治療が間に合わない!!!」 「天狗寺さん…私…

異能測定

「天狗寺さん!おはよう!」 「おはようございますわ。親野さん。」 朝、教室に入った私は天狗寺さんとあいさつを交わした。 「ところで天狗寺さん今日の異能測定って何するか知ってる?異能の測定って入学が決まったあとに学校で一人一人やらされた気がする…