邂逅

「いらっしゃい。よく来たね。」

口火がプレイヤーたちに言う。

「ここは…一体…!?」

PL、PK一同はみな戸惑いながら言う。

「ふふ、ここは物語の中さ。君たちの覗いていた…ね。」

口火は不適な笑みを浮かべる。

「覗いていた?まさか…。」

Aが言う。

「嘘だろ…。あの世界に入ってきちまったってのか…?」

そう言って、Bはあたりを見回す。

「てことはこの世界には剛理羅がいるのか!?ウホ」

Dがそういうと口火は

「まあそういうことになるね。ところで君、1d100だよ。」

Cを指さして言った。

「え、おい!起きろ!C!何か言われてるぞ」

BはCの頬をぺちぺち叩く。

「う~ん…ここは一体…?」

Cが目を覚ました。

「もう、そのフェイズは終わったよ。1d100だってよ。」

Bがいった。

「でも、ダイスがないよ…?」

Cがそういうと口火は10面ダイスを二つ手渡した。

「あ、どうも…。」

Cはダイスを受けとりダイスを振った。

片方のダイスは1を片方のダイスは3を天に向けていた。

「あちゃー。13かぁ。」

口火が言う。

「ハハッ。運が悪いなぁ!w」

Bが茶化すようにそういう。

「残念。20以下だから”失敗”だね。」

口火がそういった。

「え?」

一同が口をそろえてそういうと突如Cに向かってフランスパンが飛んできた。

グチャッ!

「うわああぁぁぁああぁぁ!!!」

Cの右腕がぐちゃぐちゃになっていた。

「運が悪かったね!まぁでもこれTRPGだからさ。仕方ないよね。」

口火がCに言う。

「それじゃ、みんな頑張って」

そう言うと口火はどこかへいってしまった。