The ending of the end
「ここはどこ.....どこを見ても白....私はさっきまでちくわ砲を撃とうとしていたはず.あれは何...?」
そこには一つ人のようなものが漂っていた.
「・・・イ,・・・・ウイ」
「!?この声はウィカフ?あなたこんななんであなたが?」
「あなた,ちくわ砲を使ってしまったのね.ここはちくわの中.私達はちくわに取り込まれてしまったのよ.私があなたの前から姿を消したあの日,機関から逃げるためにちくわを酷使してしまったの.だからここにいる.この世界のちくわの中はつながっているの.
私はちくわの中からあなたのことを見てきたわ.今までたくさん頑張ってきたわね.これでやっと一緒にいられるわよ.チャウ=イ.」
「ウィカフ......」
広い広いちくわの中を二人は抱き合い,漂い続けた.
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”この星もだめだったか,これで37つ目の星がちくわの力を使い,争い,滅びてしまった”
”何故知的生命体は力を手に入れると争い始めてしまうのか,ちくわの力は正しく使うことができればその星は豊かな資源とともに繁栄することができるというのに愚かでしかない”
「人間」のような姿をした生命体はそう呟き,飛び立っていった.
第1章 完