俺が処理班として生きていくことを改めて決意したあの日から既に4年の年月が経った。この4年、いろんなことが起こった。処理班の仲間もみんな先に逝っちまった。

 ちくわ所有者による同時ちくわテロ。しかも、レジスタンスがテロに乗じて首都の「カペラータ」を乗っ取り、城に攻め込み始めた。ここから内戦が始まった。

 

 チタタサマス王は今でも軍を率いてくれている。先代が昨年亡くなられてしまってから寝ずに頑張ってくれている。王の頑張りに俺は体で返すしかない。そう心に決め、俺はこの戦いに挑んでいる。

 しかしそろそろ俺の体にも限界がきたようで、時々体が言うことを聞かない。ちくわが切れてきたのだろう。内戦にちくわを大量に使用してしまったため、傭兵に回ってくるちくわがかなり減っている。そろそろこの戦いを終わらせなければ国は衰退していく一方なのではないかと俺は思っている。

 

 俺はこの国にすべてをささげるつもりだ。俺の体にはちくわが入っている。最悪このちくわを使えばある程度の戦力を消し去ることができるはずだ。

 

 王に呼ばれた。単独任務らしい。レジスタンス共が何やら不穏な動きをしているらしい。それを確かめるのが今回の俺の任務だ。

 今回の任務は失敗することができない。

 

 気を引き締め、俺は敵アジトへ向かった。